今週の説教要旨(2016.8.21)

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 説教題「わたしは世の光である」
       ヨハネによる福音書8章12~20節

 先日の牧師の集まりで、蒔田教会の古屋正仁先生は、ドゥーイング・チャーチ(行為価値を大切にする教会)から、ビーイング・チャーチ(存在価値を大切にする教会)を目指すことが、生き生きとした教会形成には必要だろうと助言してくれました。
イエス様は「あなたがたは世の光である。」(マタイ5:14)と言っています。「世の光になりなさい」と、言っているのではありません。すでに、「世の光」なのです。それは、イエス様が「世の光」だからです。本日のテキストヨハネ8章12節では、「エゴー・エイミ」(わたしは・・である)というギリシャ語が使われています。それは、イエス様の「わたしはあなたがたを照らす光として、あなたがたと共にある神なのだ」という強い思いが込められている言葉なのです。私たちは神様の強い決意と働きによって、光に照らされている存在なのだという事です。
私たちが「世の光」たりえるとすれば、それは私たちの功績ではありません。私たちを照らしてくださる神様の恩寵なのです。そして、私たちの存在が、この世の闇に対抗する大切な存在となるのです。このことに感謝しつつ、お互いの存在を尊びつつ歩んでまいりましょう。