今週の説教要旨(2016.11.13)

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説教題「完全な者となる」
マタイによる福音書5章38節~48節

『目には目を』という律法の掟は、同害報復法(同じ程度の報復)にもとづいたものです。同害報復というのは、自分の損害以上の物を相手に負わせてはいけないというブレーキの役割をもっていたと考えられます。(倍返しといった、復讐の気持ちは私たちにもあります)しかし、イエス様は、その掟を通り越して、相手を「許し」さらに「愛せ」と命令します。それは、神様が律法という約束を超えて、人間の罪を担って下さる方だからです。私たちも、律法を超えて、神様の愛にならうものになることを求められるのです。私たちはとうてい、そのようになれないかもしれませんが、イエス様の御光に照らされて歩むものとされるよう、祈りつつ歩みましょう。