今週の説教要旨(2017.7.2)

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説教題「 和解 」
マタイによる福音書5章21~37節

「兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける」とイエス様はおっしゃいます。また、イエス様は7の70倍までも赦しなさいといわれました。私たちはどうして、腹を立てるのか。それは、私たちが、理不尽な仕打ちを受けるからです。そして、私たちは無力ですので、我慢をして、腹のうちに押しとどめておくしかありません。怒りは憎しみとして、私たちの心の中にくすぶり続けていきます。
傷つけられ、そして憎しみの気持ちにさいなまれている、その2重の苦しみのうちにおります。それなのにイエス様は、どうして「赦しなさい」と、無理をおっしゃるのか。それは、私たち自身が人をゆるすことができない存在であることを知るためです。
神様はすっかり私たちをご存じで、自分ではどうにもならない私たちを憐れみ、赦すためにひとり子キリストを十字架につけられました。まさに、7の70倍までも赦してくださるのは神様の方だったのです。私たちは、この姿のままで神様に愛される者となったのです。そのことに感謝してまいりたいと思います。