今週の説教要旨（２０１７．７．２３）

説教題「　成果主義　」
マタイによる福音書７章１５～２０節

「偽預言者を警戒しなさい」とイエス様は言いました。偽預言者とは、エレミヤ書２３章１６節～に出てきますが、自分勝手な考えを神様の言葉として人々にふれまわる人です。エレミヤは神様に立ち帰るように人々を促したのですが、偽預言者たちは、「大丈夫です」と人々が安心するようなことを言ったのです。結果として南ユダ王国は滅んでしまいました。
イエス様はその実（結果）によって、本物かどうか見分けられるとおっしゃいました。それは確かだと思います。しかし、結果がわかったときには既に手遅れという事も多いように思います。ですから、私たちはそうなる前にみずから神様の御言葉を求めていかなければなりません。
私たちが礼拝を守る、聖書を読む、お祈りをする、といった教会生活をとおして、聖霊の働きによって神様の御言葉が与えられるのです。そして、ガラテヤの信徒への手紙５章２２節には聖霊の結ぶ実について述べられています。
「これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。」私たちはこの９つの徳によって、聖霊の働きを実感することができます。聖霊の実をもとめて、信仰をもって歩んでまいりたいと思います。