今週の説教要旨(2017.9.24)

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説教題「 大いなる救い 」
創世記45章1~15節

ヨセフは、兄弟の計略によってエジプトに奴隷として売られてしまいました。それから数々の苦汁をなめましたが、その人生を神様の救済の計画に用いられたものと考えました。聖書はそもそも、人類を救う神様の壮大なご計画を示すものです。そして、私たち自身の人生そのものが、神様が私を救おうとする歴史(救済史)でもあるのです。
19世紀のドイツの牧師のボーデルシュビンクは、百日咳で4人の子どもをいっぺんに亡くしました。その時、与えられたみ言葉は、「主の慈しみは深く/懲らしめても、また憐れんでくださる。人の子らを苦しめ悩ますことがあっても/それが御心なのではない。」(哀歌3:32・33)でした。彼はその後、「ベーテル」というてんかんの病を持っている人たちのための施設を作り、数千人を受け入れました。彼の信仰を受け継いだその施設は、ナチス・ドイツの安楽死計画に抵抗し、人々を救うことになります。人生には大変な苦難もありますが、必ず救いに導いて下さる神様に信頼して歩みましょう。