今週の説教要旨(2017.12.31)

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説教題「 ひれ伏す 」
マタイによる福音書2章1~12節

学者たちは、ベツレヘムという地名を教えてもらい、星に導かれ、ついにイエス様に対面します。そして、彼らはひれ伏して幼子を拝み、持参した宝物である黄金、没薬、乳香をささげました。
 さて、こども園では小島誠志牧師先生の『朝の道しるべ』という聖書日課を毎朝読んでいますが、12月27日の日課に、このように書かれていました。「三人の博士たちは、自分たちのもっている最も大切なものをささげるために、遠い旅をして救い主のところに来ました。そしてささげたら、安心して帰って行きました。人の生涯の旅もそういうものではないかと思います。一番大切なものを、ささげるべき方にささげ切って、初めて安らいで立ち去ることができるのです。」小島先生は、私達の人生を学者たちの旅と重ね合わせています。私達の人生は、一番大切なものを、ささげるべき方にささげ切る人生であるのだ、そして、それができたときに安らかに死ぬことができるのだ、ということです。私達は、つい最近、このことを現実として一人の敬愛する姉妹の生涯を通して目撃しました。
 私達も学者たちのように、そして、召された姉妹のように、一番大切なものを、ささげるべき方にささげ切るための歩みをしてまいりましょう。