今週の説教要旨(2019.1.20)

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説教題「 神様の真実 」
コリントの信徒への手紙一 1章4~9節

本日のメッセージ題「神様の真実」は、本日のテキスト、コリントの信徒への手紙一1章9節「神は真実な方です。」からとったものです。「真実」はギリシャ語の「ピスティス」を訳した言葉です。「ピスティス」は、「真実・信実・信仰・信頼性」などの意味がある言葉です。「神のピスティス」という時は、「神の真実」と訳し、「人間のピスティス」という時は「人間の信仰」と訳すことが多いようです。それでは、「神の真実」とは何をあらわしているのでしょうか。
  
主よ、あなたの慈しみは天に
あなたの真実は大空に満ちている。詩編36編6節

 旧約の詩人も神様の真実を讃えています。神様は人間を神様のかたちに創造され、祝福しました。そして、人間を愛し、導き続けるという約束をされました。聖書は、信仰者が「神様の真実」によって生かされてきたことを、代々にわたり証ししてきた書物と言って良いでしょう。「神様の真実」を、「神様の誠実さ」と言い換えても良いかもしれません。そしてその約束が、イエス・キリストを通して完全に成就したのです。
 それでは、私たちのピスティス(信仰)とは何でしょうか。それは、神様のピスティスにこたえ、イエス・キリストによる救いと導きを信じて歩むことです。