今週の説教要旨(2019. 5. 12)

モッコウバラと教会
説教題「 命のパン 」
ヨハネによる福音書6章34~40節

 5千人の給食というしるしによって満腹した翌日、群衆はイエスを探し求めて追いかけて、ついに探し出しますがイエスはクールにおっしゃいました。「君たちはしるしを見て信じたからではなくパンで満腹したからわたしを探したのだ。一体あなたがたは何を求めて何のために働いているのか?朽ちるパンのためではなく永遠の命のパンのために働きなさい。その働きとは神がお遣わしになったわたしを信じることです。」群衆はこう返します、「あなたを信じるためにどんなしるしをしてくださいますか?モーセは私たちの先祖に天から降ってくるマナを食べさせてくれました。」主は言われました、「それはモーセでなく神がしてくださったのです。それにマナを食べてもやがて死ぬ人間の運命に変わりはありません。先祖はみな死んでしまいました。しかし今や、わたしの父が天から降らせてくださるパンはわたしなのです。わたしが命のパンです。わたしは永遠の命のパンなのです。これを受ける者はだれも今後、決して飢え乾くことがなく、死んでも死なない命を受けるのです。永遠の命を得て、終わりの日に決して失われることなく復活するのです。来て、見て、信じなさい。とって、わたしを食べなさい。そうすれば、あなたは永遠の命を得ることができます。あなたのうちにわたしは生きてあなたも復活の命を受けるのです。今、来て、見て、食べて信じなさい。」ところが群衆はイエスを信じることができなかったばかりか十字架の上に追いやってしまいました。こうしてパンはすべてのもののために引き裂かれたのです。けれども今は信じることができます。受け取って、生きましょう。「神はその独り子を給うほどに 世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで永遠の命を得るためです。」(3:16)