今週の説教要旨(2019. 8. 4)平和聖日

8月4日花

説教題「 闇に光を 」
イザヤ書 2章2~5節
 エルサレムが全世界を義と平和に導く教えの発祥地となるという、今日のイザヤの預言は旧約聖書中でも最も有名な箇所の一つです。終わりの日には、主の山に登ろう。すべての人々よ、主の道と教えと御言葉がエルサレムから発せられる。この示しを受けてこの道を歩こう。主の光の中を歩もう。その結果として世界に平和が訪れる。その様が4節に示され、ミカ書4:3とともに平和預言と言われます。それはまさに、人々に正義が行われ、安心し、皆が平安に安泰に生きられる。恐れのない正義と平和の国です。そうです。聖書は他でもない、この平和をこそ世界にもたらすと語るのです。そのために主なる神は教えと御言葉を語られます。その主の道と教えと御言葉こそ、イエス・キリストのことであります。では、そのイエス・キリストはどんな方ですか。その御言葉、主の道とはどのような道でしょうか。わたしたちはどんな教えを学びその道を生きて行けばよいでしょうか。聖書はすべてこの方について証しされていますから、私達はそれぞれに、イエス様はこういうお方、これを愛しこれに従う、ということをお持ちでしょう。隣人愛、罪の赦し、十字架の身代わりの愛。聖なる癒しの方、慰めと励まし、真実な生き方。希望の光、平和の君、いろんなことが言えるでしょう。これによって生きるという御言葉でもって生きてください。招詞の言葉もそうです。「人よ、何が善であり、主が何をお前に求めておられるかはお前に告げられている。正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである。」確かにイエス様の歩みであり、やってみようと思える御言葉です。また、マタイ5:3~12の主イエスの祝福と招きの言葉はいかがでしょう。そこでの「天の国」こそ、預言者イザヤの語る、終わりの日の、恐れのない正義と平和の世界であります。目標であり、約束であり、招きであります。皆、主の光の道を歩き平和を作り出しましょう。