今週の説教要旨(2019. 11. 24)

11月24日花

説教題「 来たれ牧者 」
エレミヤ書 23章1節~6節
 今日の聖書はエレミヤ書23章。その内容は、追い払われ、散らされ、滅ぼされ顧みられなかった羊の群れを集め、もとの牧場に戻す牧者が来る。いやもう主なる神は黙っておれない。「わたしの民を牧する代々の牧者たちを罰する、払い下げだ。」そう神ご自身が語り、ご自身がその「良き牧者」となるのだ、というものです。
23、牧者、よい羊飼い、と来れば教会に来ている皆さまには思い当たることがあるはずです。詩編23編「主は我が牧者、わたしには乏しいことがない」。その良き牧者はイエス・キリスト以外にありません。飼い主によって引き戻される私たちは羊の群れです。もう心にシャローム(平安)が広がります。み声を聞いて引き返そうと意志が心に立ち上がってきます。やはりいつの時もこの方に従っていきましょう。
聖書の箇所には「ユダの回復」と見出しがあり、主なる神の御言葉は「見よ、今しもこのような日が来る」という回復の預言です。今や、正しい若枝を起こして王は治め、栄え、地の上に正義と恵みの業を行う。その民は救われ、安らかに住み、彼を「主は我らの救い」と呼ぶ。そうです、彼が来ます。「主は来ませり」。クリスマスが来ます。これは「主イエス・キリスト到来の預言」「わたしたちの回復の預言」です。
一方で、ヘブライ語原文では「彼は来て、裁きと正義を取り戻す」と読めます。
今日は教会暦の一年で最後の主日です。一年を終えるにあたって、わたしたちは裁きと正義にふさわしかったか、それに耐えられるのか。おのおの悔い改めて神様に立ち返り、救い主を信じ、自分を取り戻して、彼=イエス・キリストをお迎えしましょう。真の良き牧者イエス様のもとで一年を始めましょう。