今週の説教要旨(2020. 5. 17)

5月16日花

説教題「 勇気を出しなさい 」
ヨハネによる福音書 16章 25節~33節
 「あなたがたには世で苦難がある。しかし勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」
どれほど多くの人々がこの言葉によって勇気づけられ、励まされてきたことでしょう。この言葉の前には「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和(平安、安心)を得るためである」とあります。実に、イエス様の時代から今に至るまで私たちはこの言葉によって、勇気を出して励むことができるのです。主の肉声が聞こえますか?想像できますか?本当にありがたいことです。感謝です。
使徒パウロもイエス様によって平和(=平安)を得て、勇気を出して励みました。そのパウロが証ししています。「だれが、キリストの愛から私たちを引き離すことができましょう。艱難か、苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。剣か。わたしたちの主イエス・キリストによって示された神の愛から、私たちを引き離すことはできないのです。」(ローマの信徒への手紙8:31~39、新285頁)
パウロのローマ5章の次の言葉も参考にしましょう。長いですが書き出します。
「そればかりでなく、苦難をも誇りとしています。わたしたちは知っているのです。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」(ローマの信徒への手紙5:1~5)
つまり、冒頭の「勇気」ですが、ただ自分が勇気を出して頑張るのではない。聖霊を受けて、神の愛を受けているので、平安で安心して勇気を出せるのです。神様がいっぱいに与えて下さる実感があるので、確信をもって励むことが出来るのです。この神様の愛を受けとりたく思います。神様からの平安を受けましょう。こちらがわにうんと大きな器をもってきて、いっぱいに聖霊を注いでいただくのです。小さいともったいないです。プレゼントです。いっぱいに聖霊を受けとって励みましょう。