本日の宣教への招き(2020. 6. 21)

6月21日花

本日の宣教への招き
説教題「 注がれた油 」
ヨハネの手紙 一 2章 22節~29節
 聖霊降臨祭の礼拝を共に捧げたわたしたちは、かのペンテコステの日、ひとつになって集まっていた主の弟子たちに、約束の聖霊が降り来たり、弟子たちは大いに励まされ力を受け教会が誕生した、そのことを想起しました。そしてあの日から今日に至るまで、聖霊は教会に、信じる者に、すべての者に、注がれ続けていたことを覚えて力強く励んでゆきたいものです。今日の御言葉は、そのようなわたしたちがこれからどのようにして信仰生活を送っていくべきかについて語っています。
ヨハネは2000年の時を超えて、こうわたしたちに語り掛けています。「あなたがたはイエスが神の子キリストであると信じています。あなたがたは御子イエスが御父と一つであることを信じているキリスト者なのです。あなたがたは御子イエスを信じて主と告白することによって御父に結ばれています。これからもその信仰にとどまって生きなさい。そして御父と御子との一つなる交わりと同じように、あなたがたも、互いに愛し合いなさい。御子が弟子たちを愛されたように、互に愛し合いなさい。そうすればいつもあなたがたは御子の内にあり、同時に御父の内にもいるでしょう。これこそ、御子が約束された永遠の命です。やがてあなたがたを惑わせる者も必ず出てくるでしょう。しかし、あなたがたの内には御子から注がれた油がありますから、誰からも教わる必要がありません。この油=聖霊が万事について教えます。それこそが真実です。このようにして、御子の内にとどまり続けなさい。」
さて大切なことは、神様はすでにわたしたちに油=聖霊を注いでくださった。次に、信じる者の内には油=聖霊がとどまっているということです。わたしたちは心に油=聖霊を与えられているのです。(Ⅱコリント1:21,22を見よ)この聖霊によってわたしたちは他の何にも教わる必要がない。逆に言えば、この聖霊のみに従って生きることが大切なのです。本当に驚くべき事実、驚くべき福音であります。