宣教への招き(2020.11. 29)

11月29日花②

宣教への招き
説教題「 城門よ、頭を上げよ 」 
イザヤ書 9章 1節~5節
イザヤ書7章、8章の時代背景に紀元前738~732年のシリア・エフライム戦争がある。当時、世界帝国になろうとしていたアッシリアの脅威にシリア・エフライムは同盟して抵抗し、ユダのアハズ王にも同盟に加入させようとしてエルサレムを攻めたてた戦争だ。預言者イザヤは、決して同盟するなと王に進言した。「そんなことをすれば王もユダもシリア・エフライムの意のままになるだけだ。信仰はどうした。反アッシリア同盟に加入すれば、アッシリアはユダをエジプトと共に挟み撃ちにするだろう。」そこで幾つかの有名な、大切な神の言葉がイザヤに託された。
「落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない」神の約束に信頼して、慌てずに、するべきことをして、恐れずにいれば、神の約束は実現する。
「信じなければ、確かにされない」神に固く信頼することだけが、神に固く支えられる・・・しかし、アハズは神の約束に信頼しない。アッシリアに助けを求めるのをやむなしとしてしまった。このアハズに対して、インマヌエル預言が語られた。
「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。」一人の若い女性がみごもって男の子を産みインマヌエル(神はわれらと共にいます)と呼ばれる新しい王が、アハズに代わって、与えられる・・・
力を捨て、静かにして神の約束に信頼して待ち望もう。神が我らと共におられる(インマヌエル)。どんな敵が襲ってきても、神はわれらと共にいまして必ず守られる。このインマヌエルの信仰は聖書の中心であり命である。(参考書より)。
今日の聖書は、アハズがアッシリアに救いを求めたためにアッシリアによって蹂躙され失われた地域と人々の回復預言である。5節にインマヌエルの信仰が現れて、みどりごの誕生が完了形で語られている。救い主は来ている。今も様々な敵に襲われる私たちにとってもインマヌエルの預言こそ希望。インマヌエルの信仰こそ命だ。

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