宣教への招き(2021.02.28)

2月27日花

宣教への招き
宣教題「 熱情の神 」 
マタイによる福音書 12章22節~32節

 先週のメッセージは「パンではなく御言葉を。疑うな信頼せよ。神のみを神とせよ」でしたね。今日のイエス様は戦うイメージ。先週、悪魔に打ち勝った主イエスですがまさに今日も悪魔と戦っています。悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人を癒されたイエス様の評価は二つに分かれました。群衆は素直に驚きイエスにメシア・キリストの片りんを見たのですが、ファリサイ派の人々は反発しました。事実を正しく見ることもできず正しく評価することもしない。それは癒やされた人の以前の状態と同じです。彼らが心の中で思ったことは、彼ら自身の神様の力を拒んで冒涜したのと同じことでした。彼らは目の前で見た神の霊による業を否定したのです。それでイエスは彼らを厳しく批判しました。
神の国はイエスと共にあなたたちのところに来ています。そして強い力をもってあなたの中の悪魔を縛り上げてまるごと葬り去ろうとしています。主イエスはあなたがたの中に住もうとする悪魔を容赦するつもりはありません。中途半端はない。わたしたちも味方か味方でないかどちらかしかないと言われているのです。ものすごい勢いです、まるで熱情の神です。(出エジプト記20:5)十戒の第二戒の神です。
その上で、人が犯す罪や冒涜はどんなものでも赦されると喜ばしい宣言をなされたのです。なんという恵みの宣言でしょうか、人の子つまりイエス様に言い逆らう者は赦される、そうイエス様ご自身がおっしゃったのです。十字架の愛が私たちの上にしたたり落ちてくるようです。わが杯はあふれます。どんな罪も赦される。
 一方で、霊に対する冒涜、聖霊に言い逆らう者は赦されない、と記されています。後代の加筆と言われています。どういうことでしょうか。主イエスは十字架の上で私たちすべての罪が赦されるよう祈られました。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」(ルカ23:34)。そして主は復活された。神はよしとされた。すべて罪は赦されている。その上での恵みの招き。熱情の神の招き。

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