宣教への招き(2021.06.13)

6月12日花

宣教への招き
宣教題「 輝くあなたは光の子 」 
フィリピの信徒への手紙2章12節~18節
マタイによる福音書5章14節~16節

 パウロの「よこしまな曲がった時代の中で・・・世にあって星のように輝き」はダニエル書12:3(旧約1401頁)の「目覚めた人々は大空の光のように輝き 多くのものの救いとなった人々は とこしえに星と輝く」を踏まえていると言われる。
終わりの時すなわちキリストの日に、大きな苦難の果てに「敬虔な者たち」が至福を受けるという黙示である。しかしそれは、遠い未来のことではなく、現在、信仰者の生活において現実となっている、それは始まっている、とパウロは語る。
彼は、フィリピの教会の、中には反対者もいる信徒たちに、そっと語り始める。愛する者たちよ、神に愛されている者たちよ、誰の前であれ従順でいなさい。おのおの神への畏れおののきを忘れずに、自分自身の救いの達成に努めなさい。キリストの日に神は必ずその栄冠をくださる。ここに導きその心の思いを起こしてくださったのも神だから。苦しい時にいよいよ従順でいなさい。従順とは「神の、下にいて、よく聞いて、行う」こと。不平や理屈を言わず従いなさい。そうすれば、よこしまな曲がった時代(人々)の中で、非のうちどころのないとがめられるところのない「神の子」として、世の中で星のように輝き、福音を保つであろう。福音を保て。君の福音はなんだ?それをしっかり保て。そうすれば星と輝くのだろう。さあ、キリストの日までのわたしたちの歩み、宣教活動、人生は、完全な救いへの道はこの世との戦いだ。しかし、その日には喜ぼう。私パウロはおそらくキリストと共にいけにえとして捧げられるだろう。だが、その日には喜ぼう。一緒に喜ぼう。
そして、キリストは来てすでに言ったのである。「あなたがたは世の光である」「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい」「人々が、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」(マタイ5:14~16)これは、今のわたしたちのことを言っている。キリストの日は近い。いや、すでに始まっている。教会は=あなたは、わたしたちは輝く光である。光を輝かすことがあなたが生きることである。喜びの使命である。あなたはすでに輝く「光の子」である。

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こどものための小説教
https://youtu.be/gw5RcBSTa68
宣教「輝くあなたは光の子」
https://youtu.be/qlipoxraebo