宣教への招き(2021.07.18)

7月17日花

宣教への招き
宣教題「 地球丸ごと大宴会 」 
マタイによる福音書 8章5節~13節

今日の聖書は、異邦人というユダヤ人以外の民族的背景の百人隊長の懇願によって主イエスが遠くから癒しを行い、この異邦人の信仰を主イエスは称賛しました。
「わたしの僕」というのはいわゆるお小姓のような者で、当時当たり前になされていた風習ですが、百人隊長はそれ以上に本当に彼を愛して、大切な(ルカ7:2)息子も同然だ(ヨハ4:46)と言います。百人隊長ともあろう人が人通りの多い異国の町の公道でなりふり構わず、私は彼を愛している、彼は私の子も同然ですと言い表してイエスに懇願しています。愛はバリアを超えるといったところでしょうか。
更にこの人はローマの権威と権力の下にいながらそのバリアを超えてイエスの権威と力を信じているのです。それは被支配民族の者であるイエスの名の支配を受けようとすることなので普通の感覚では矛盾しています。バリアを超える信仰です。
このバリアを超える愛と信仰に主イエスが呼応したのです。もともとイエスは「私はイスラエルの失われた羊のところにしか遣わされていない」(マタ15:24)とカナンの女をはねつけますし弟子たちにも宣教派遣に際して同様に命じています(10:5,6)。しかし百人隊長の愛と信仰に、これぞ天の父の御心と感動し、主イエス自らバリアを破ってそのお力とご自身の権威を表されたのです。主の宣教がまた一歩進みました。神の国が近づきました。主もまた神の国と神の義を第一にされたのです。
今日の聖書の背景に詩編107編があるようです。恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。主に贖われた人々は唱えよ。主は苦しめる者らの手から彼らを贖い、国々の中から集めてくださった、東から西から、北から南から。(1~3節)苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと主は彼らの苦しみに救いを与えられた。主は御言葉を遣わして彼らを癒し、破滅から救い出された。人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。感謝のいけにえを捧げ、御業を語り伝え、喜び歌え。(19~22節)
あなたにも主イエスと共に神の国が近づいています。やがて世界大の大宴会です。

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こどものための小説教
https://youtu.be/_LVf6Z2ds8k
宣教「地球丸ごと大宴会」
https://youtu.be/wD3ytYTozb4