宣教への招き(2021.11.28)

11月27日クランツ⑨

本日の宣教への招き
 アドベントが始まりました。アドベントという言葉はラテン語で「彼は来る=彼の到来」。彼女でもいいのですけれども。誰が来るのでしょう。あなたの待ち人はどなたでしょう。聖書によると、その方は必ず来ると預言されているあの方です。まだあなたのところには来ていませんか?それならぜひこのクリスマスにお迎えしてください。実はわたしたちのあの方はすでに来たのですから。
アドベントの典礼色は紫です。紫は悔い改めと待望の色です。クリスマス前のこの時にそれぞれ悔い改めて心清めて彼をお迎えしましょう。内側から彼の栄光に照らされて喜び、感謝し、恐れることなく共に回復されて、私たちが彼の正義と平和で満ちますように。暗きと弱きの中にも共に宿っていただいて彼の命の言葉と光によって真実と信頼の祝福を持ち愛と希望の歩みをご一緒に心新たに行きましょう。
今日の聖書は、教会の私たちに「主の愛する人々に、慰めを語れ」と促しています。このコロナ下で、震災後10年足らずの気候危機の、八方行き詰まりに見え内外に生きづらさを感じるこの時代にそれぞれの悲しみや重荷を担っている人々に・・・私たちの語る言葉はなんでしょうか。慰めの言葉を持たない私たちです。
しかし主は、今だ、優しく心に触れるように語れ。一方で大声で叫べと命じられます。でも、授けていただかなくては、そして私たち自身の悲しみが回復され、慰められなければ語れません。どうやって?それがなければ私たちには無理です。
でもついに、でもついに、10節で「彼が来る」と語れ、と教えてくれます。わたしが来る!と仰っているのです。
さあ、見よ、主なる神ご自身が来る。力を帯びた御腕で統治される至高の元首にして君主。しかしある時には、地べたを行く羊飼い。群れを養い小羊を守り、その母を守る優しい神。強大で柔和で大胆で繊細で最高に男性的で女性的。絶対者なのに慈しみ深いあの神。生命の主、救い主、慰め主。来る。見よ、喜び迎え入れよ。

                                                                                                                                                                   
今週のこどものための小説教と宣教をYouTubeに公開しています。
こどものための小説教
https://youtu.be/NuY6oZYHmCk
宣教「わたしは来る」
https://youtu.be/4l7CNf1etYk