宣教への招き(2022.6.19)

6月18日花

宣教への招き
先々週のペンテコステ、聖霊降臨により教会が誕生したことを改めて知らされ、祝い喜び、私たちも聖霊を受けた教会であることの恵みを感謝して受けとめ喜び祝いました。翌週の三位一体主日には、教会のこの私たちが、本当に、現になんと聖霊を受けているのだから神を父と呼んでいる。そうであれば、私たちはつまり、神の子の群れであると知らされました。更に私たちは子なる神イエスの名によって祈っており、実に父・子・聖霊の三位一体の神の交わりに入れられていることを知らされて心新たにされ、本当に御名を崇めて感謝しました。私たちは本当に畏れ多くもキリストの霊を宿すキリストの体なる教会なのです。一人一人はその肢体です。
そこで今週から3回の主日礼拝は、私たち教会がどのようなものであるのかを、御言葉を通して学んでいきましょう。今日の宣教テーマを「伝道する教会」。次週は「戦う教会」。3週目を「遣わされる教会」としました。
「伝道する教会」とは教会は伝道するから教会であり、教会は宣教共同体だ、ということです。ペンテコステの聖霊降臨の出来事を思い出してください。一人一人、この世的には決して特別でない者達が、ひとつ心で熱心で祈っていると突然に、聖霊と呼ばれる神さまが彼らに臨んだのです。それは激しい勢いを持つ風のような不思議な霊で、初めは見えませんでしたが、一瞬垣間見えて、なんと赤い炎のようなエネルギッシュな舌が一人一人に宿ったのです。この舌は言葉です。天から降りて来た神の言葉です。人を真に生かす命の言葉ですから、これは神の言です(ヨハネ福音書1章を思い出してください)。これを受けて、集まっていた弟子たちは神の恵みの言葉を語り始めました。皆、神の言葉を語り始めました。人の言葉ではない、神さまから来た言葉、それが彼らを生かし彼らが受けた言葉を語り、それは命の言葉で、人を生かす神の言葉。皆、これを語り始めた。ここに教会の誕生があり、教会は皆、神の言葉を語る。それが教会なのです。私たちの教会もこれまで神の言葉に生かされ、神さまから受けた言葉を語り続けてきました。これからも教会はこれを語ります。皆、語ります。伝道するから教会です。教会は宣教共同体なのです。

こどものための小説教
https://youtu.be/UWXuwrdQ0Kc
宣教「伝道する教会~皆、神の言葉、語り始めん」
https://youtu.be/wsizTEqhZ1A