宣教への招き(2022.8.28)

8月27日花②

宣教への招き  
本日の「招きの言」に関して一言しるします。
ミカ書4:3には、終わりの日に「彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」という有名な御言葉があります。ミカ書は紀元前8世紀後半、倫理的に荒廃したわが民に対して預言者ミカに臨んだ神の告発と審判、そして新しい約束の言葉、預言書です。実際、紀元前8世紀後半BC721年にアッシリアによるイスラエルとユダへの侵攻を通して主はサマリアを滅ぼされました。神の審判が下されたのです。
その原因として、イスラエルの民のトップの堕落、それは3章にあります。「指導者は正義を忌み嫌い、まっすぐなものを曲げ、流血と不正をもってシオンを建て、賄賂をとって裁判し、祭司は代価を持って教え、預言者は金を取って託宣する。主を頼りにして我らの中に主がおられると言いながらそうしている。ゆえにエルサレムは主と彼らの証しとして廃墟となり、神殿は異教の神に捧げる祭壇となる」と。
民の腐敗なら7章にあります。「わたしが愛した民の実りは空しく、主の慈しみに生きる者はこの国から滅び、人々の中に正しい者はいなくなった。皆、ひそかに人の命をねらい、互に網でとらえようとする。彼らの手は悪事にたけ、役人も裁判官も名士も報酬も目当てとし、しかもそれを包み隠す。彼らの中の最善の者も、正しい者も、茨の垣に劣り正体の不真実、不誠実は見え見えだ。いまや彼らに大混乱が起こる。」上から下までこのていだ。そこで有名な6:8が語られているのです。「人よ、何が善であり、主が何をお前に求めておられるかはお前に告げられている。正義を行い。慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである。」
長々と引いたのは、今日の世界情勢にみるのは軍事的覇権主義大国、資本経済民主主義の驕りと慢心と横暴であり、日本の政治家や指導者たちの腐敗堕落、それをよしとしてまだ利益を得ようとする人々の生き方、そのために生じるひずみしわ寄せは小さく低くされた人々に及びもはや限界間近です。聖書の告発と審判はいまの私たちに向けられています。悔い改めて神と共に生きよ、と呼びかけているのです。

こどもたちへの小説教
https://youtu.be/CL2orZks–o
宣教「 人の生き方 」
https://youtu.be/cAiluWABPIs