今週の説教要旨(2016.12.18)

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説教題「恐れず迎え入れなさい」
マタイによる福音書1章18~23節

 マタイによる福音書の最初のエピソードは、婚約中のマリアが身ごもってしまうという事件でした。それは、正しい人であったヨセフに突然降りかかった災難でした。するとある時、天使が「恐れずにマリアを受け入れなさい」と夢で告げるのでした。「インマヌエル」(私たちと共にいる)の神様が、人間を救う計画が実現されるためだというのです。神様の救済のご計画が、名もない人を用いて粛々と進行します。ヨセフは身に降りかかることを振り払うことはせずに、「ともにいる神様」を信じ、その言葉に従いました。
その後ヨセフはどのような人生をたどり、どのような最後を迎えたのか、聖書には記されていません。しかし、はっきりしていることは、ヨセフが、神様の救済のご計画にしっかりと用いられたということです。このアドベントの時、救い主の到来に備えるとともに、「恐れずに」神様にしたがう信仰を整えていきたいと思います。