今週の説教要旨(2017.2.19)

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説教題「 弱いときにこそ強い 」
コリントの信徒への手紙二12章1~10節

パウロは重い持病をもっており、これに悩んでいたようです。おそらくこの病が伝道のさまたげになっていたのでしょう。パウロは再三この病を治してほしいとキリストに願いましたが、主は「わたしの恵みはあなたに十分である。」ということ、さらに「力は弱さの中でこそ十分に発揮される」と言います。この「力」とは、キリストの力のことです。最もみじめな姿で死なれたキリストの勝利を通して、キリストの力が働くのです。わたし達は理想を目指して、七転八起して頑張りますが、いつしか疲れ果て、ボロボロになって立ち上がる気力すら失います。そして、みじめな姿になります。しかし、その時こそ、キリストの力がわたし達に注がれるのです。キリストの命によって生かされるのです。「行き詰まりの状態にあっても、キリストのために満足しています。なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。」くずおれたわたし達に働くキリストの力を信じて、この週もともに歩んでまいりましょう。