今週の説教要旨（２０１７．３．１９）

説教題「サタン、引き下がれ」
マタイによる福音書１６章２１～２８節

イエス様の今後の道行きを心配したペトロは、良かれという思いから、イエス様を諭そうとしますが、その行為をサタンの仕業と一蹴されます。イエス様はただ私達を罪の縄目から解き放つために、この世に来られました。十字架への道行きは、その目的を果たすために無くてはならないものだったのです。ペトロがそのことを受け入れられなかったうえ、そのペトロを利用してイエス様を誘惑するのでした。サタンは人を誘惑し、人間を神様から引き離そうとします。しかもそのやり口は巧妙です。「悪魔で無く、善魔だ」と言われるくらい、良い姿をもって現れることもあります。崇高な理想や理念をもっていることもあります。信仰者は絶えずサタンの誘惑にさらされているのです。「自分を捨て、自分の十字架を担う」とは、主の十字架を仰ぎ見つつ、日々神様のみ心を尋ねていくことです。