今週の説教要旨(2017.4.23)

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説教題「神の言を求めよ」
エレミヤ書23章18~29節

エレミヤは「神の真理」と「偽り」とを鋭く区別し、糾弾しました。「偽り」とは、神様ではなく自分中心の考えや、主義・主張に留まることです。自分を捨てて神様の言(ことば)を求めるように警告します。そして、新約の時代を生きる私達にとって「真理」とは、神様の言(ことば)であるイエス・キリストです。私達を罪の縄目から救い出して、永遠の命に預からせて下さった神様に応答し、イエス・キリストに従う生活が大切なのです。イエス・キリストに従うとは、キリストの体である教会をかたちづくるということです。
教会の生活の柱は3つあります。それは、〈礼拝〉、〈聖書〉、〈伝道〉です。礼拝を守る、聖書を読む、福音を告げ知らせる、この3つを、祈りをもって大切にする生活を続けていくことで、「真理」であるキリストの導きを見定められるようになるのです。神から離れて自己中心の考え方に留まることは、真理であるイエス・キリストから離れてしまうことです。今、復活節を歩むとき、あらためて原点に立ち返り、教会生活を整えてまいりたいと思います。