今週の説教要旨(2017.10.22)

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説教題「 神の国の備え 」
マタイによる福音書25章1~13節

聖書は私たちに終末の希望を伝えます。それは、イエス様が再び私たちの世界に来られ、生きている者にも死んでいる者にも永遠の命を与えてくださるという希望です。しかし、それは無条件ということではなく、「信仰」があるかどうかがはかられるといいます。
本日の聖書の箇所、マタイ25章1~13節は「十人のおとめ」のたとえ話です。10人のおとめは花婿を待っています。花婿は、夜のいつごろ来るのかわかりません。待ちくたびれた10人は眠り込んでしまいます。そしてついに、花婿がやってきました。それを迎えることができたのは、予備の油を持っていた5人のおとめです。その油によって、ともし火を燃やし続けることができたからです。おとめは私たち、花婿はイエス様、ともし火は私たちの信仰です。教会は2000年イエス様が来ることを待っていますが、待ちくたびれた人は信仰を失います。予備の油は私たちの信仰に再び力を与えてくれるものです。榎本保郎牧師は、油は「教会生活」だと言っています。楽しい事ばかりでない、しかも苦労の多い教会生活ですが、それを守ったときに初めて私たちの信仰が力を得るのです。