今週の説教要旨(2017.11.12)

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説教題「 行いと信仰 」
ヤコブの手紙 2章14~26節

 イエス様は、律法は「神様を愛し、自分を愛し、隣人を愛する」に要約されると言い、それを実行するようにと「善きサマリア人」(ルカ10章)の話をしました。 
使徒パウロが言うように、私たちは律法を守ることではなく、キリストを信じる信仰により救われました。しかし、それは行いを放棄することではなく、キリストの愛に自発的に応えていく喜びを手に入れたことを意味します。ヤコブは「行いの伴わない信仰は死んだもの」と言いますが、キリストの愛に応える喜びの無い信仰生活は、その醍醐味を失うということかもしれません。「信仰の行為」はキリストをさかいに、「義務」から「権利」に、「苦しみ」から「喜び」に変わったのです。