今週の説教要旨(2018.1.14)

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説教題「 洗礼 」
マルコによる福音書1章9~11節

 政府は5日、将棋で初めて永世7冠を達成した羽生善治さんと、囲碁で初の2度にわたる7冠独占を果たした井山裕太さんに国民栄誉賞を授与することを正式に決定したということです。
 菅官房長官は閣議後の記者会見で、両氏への授与の理由について「歴史に刻まれる偉業を達成された。多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えることに顕著な業績があった」と説明しました。国民栄誉賞は、人間離れした、神様のような才能を発揮された方の功績を讃えます。しかし、本当の神様は、人間を慰め、励まし、そして救うために御子を人間として、この世界に与えました。イエス・キリストは、上から下に降ってきました。私達は、下から上に上昇する人に慰められるのではなく、上から下に降ってきた方によって慰められるのではないでしょうか。それは、神様の人間に対する愛に基づいているからです。人間は、神様からの愛によって、慰められ、励まされるのです。そして、本当の希望は、私達と変わらない苦しみを甘んじて受けられたイエス様を通して与えられるのです。イエス様の受洗は公生涯の道のりのはじめの一歩でした。
クリスマスの夜、家畜小屋でお生まれになった御子を与えて下さった神様を讃えることが私達の礼拝です。このことを感謝してこの週もともに歩みましょう。