今週の説教要旨（２０１８．１１．１１）

説教題「　指し示す　」
ルカによる福音書３章１～１７節

洗礼者ヨハネは、悔い改めの洗礼を人々に与えました。「洗礼」はそれまでユダヤ教では行われていませんでした。（きよめのための沐浴はありましたが。）人々は罪がゆるされるために大勢集まってきましたが、ヨハネは洗礼を受けるだけではなく、「悔い改めの実」（心を改めたことを証しする良き行い）を求めました。
そこまでなら、ヨハネは旧約聖書の預言者たちとかわるところはありません。（洗礼については新しいものでしたが。）ヨハネの重要性は、イエス様を「メシア」（救い主）と指し示したところでした。人間の罪は、人間の努力で取り除くことはできません。そのために神様はイエス様を送ってくださいました。私たちはイエス様への信仰によって罪がゆるされ、神様の裁きから逃れることができます。そして、神様は「父」となり、私たちは「子」とされて愛されるのです。そして、教会は主を「メシア」と指し示す働きが与えられているのです。