今週の説教要旨(2018.12.16)

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説教題「 準備 」
ルカによる福音書1章5~25節

洗礼者ヨハネの父親であるザカリアは、ヨハネが生まれたときに聖霊に満たされて、こう預言したと書かれています(ルカによる福音書1:76-79)
「幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。
主に先立って行き、その道を整え、
主の民に罪の赦しによる救いを
知らせるからである。
これは我らの神の憐れみの心による。
この憐みによって、
高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、
暗闇と死の陰に坐している者たちを照らし、
我らの歩みを平和の道に導く。」
「暗闇と死の陰に坐している」とは、随分悲観的な表現のように感じます。しかし、私たち一人ひとりが置かれている姿を冷静に見たときに、まさに「暗闇と死の陰に坐している者」だと気づかされます。しかし、創造主なる神様は、憐みの心によって、「あけぼのの光」で我らを照らし、「平和の道に導く」と宣言されます。そのお約束が、御子イエス・キリストとして実現されるのです。この宣言を確信し、その成就のために御子を遣わされた神様に感謝しつつ、アドベントの時を過ごしたいと思います。