今週の説教要旨(2019.2.10)

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説教題「 神様が望まれること 」
ルカによる福音書6章6~11節

安息日の規定は、①神様が世界を造られた時、七日目に休まれたこと、②イスラエルの民がエジプトから救い出され、神様からの戒めとして、神様を礼拝するための日とされたこと、のふたつがもとになってできたものです。いずれにしても、安息日は、神様の願っていることを求め、感謝し、礼拝するためにあるものです。
ところが、私たちは本末転倒を簡単にしてしまいます。律法学者たちは、安息日規定そのものを目的としてしまいました。マルコ3章1~6節では、5節で、「彼らのかたくなな心を悲し」んだとあります。イエス様の癒しは、彼らの心に対するデモンストレーションでもありました。イエス様は、手の萎えた人を「真ん中」に立たせて癒しを行いました。「真ん中」とは歴史を超えて、私たちの目の前に立たせたということです。神様を後回しにして、目の前のことを優先し、枝葉末節にこだわっている私たちのかたくなな心に対して、本当に大切なものを示すのです。