今週の説教要旨(2019.3.24)

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説教題「 十字架を担う 」
ルカによる福音書9章23~27節

イエス様は
「わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」
と語りかけます。イエス様につき従うことが、ひいては滅びの道から逃れることとなるのです。
「自分を捨てる」というのは、殉教するとか、無一文になって聖人の歩みをするとか、禁欲的な生活に没頭する、という意味でありません。「自分を捨てる」とは、「自分中心」の生き方から「神様中心」の生き方にシフトすることです。その時に、はじめて「自分の担うべき十字架」が見えてくるのです。
私にはどのような十字架が用意されているのか。具体的に何をどうしたら良いか教えて欲しい、と思われるかもしれません。しかし、神さまがわたし達に求めているものは、一人ひとりが自分自身で祈り求めていくのでなければ示されません。しかも、一度きりではなく、「日々」求めていかなければならないのです。それは、神様はわたし達とともにこの時代を生きられている方だからです。
この受難節のとき、自分の十字架を担いながら、イエス様に従いつつ、共に歩みたいと思います。