今週の説教要旨(2019. 7. 28)

7月28日花

説教題「 キリストの心 」
ガラテヤの信徒への手紙 6章1~10節
 キリストの愛の律法に関する教えとパウロのそれを以下に引きます。①マタイ22:34~40「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。隣人を自分のように愛しなさい。律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。これがマタイ19:16~22金持の青年のくだりや、ルカ10:25~37の良いサマリア人のたとえに続きます。そして②ヨハネ13:34キリストは新しい掟として弟子たちに、わたしがあなたがたを愛したように互いに愛し合いなさいと教えました。③パウロはガラテヤ5:13~15で、愛によって互いに仕えなさい。律法全体は「隣人を自分のように愛しなさい」という一句によって全うされる、と言い、④今日の箇所で、互いに重荷を担いなさい。そうしてこそキリストの律法を全うすると教えました。ちなみにパウロは⑤ローマ13:8~10互いに愛し合うことのほかは、だれに対しても借りがあってはなりません。人を愛する者は、律法を全うしているのです。「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うするのです。とまとめました。
愛=隣人愛「隣人を自分のように愛しなさい」の具体化として、「あなたがたは、互いに愛し合いなさい」があります。それは更に具体的な「愛によって互いに仕える」「互いに重荷を担う」と同じことです。さあ、それぞれがキリストの愛を受けています。まずあなたがキリストの愛を隣人に注いでください。そしてお互いにキリストの心をもって生きていきましょう。それは素晴らしい世界のはずです。