宣教への招き(2021.08.08)

8月7日花

宣教への招き
宣教題「 伝道の掟(おきて) 」 
マタイによる福音書 10章16節~25節

16節、イエスは仰った、「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。」
えっ、それがこの私たちへ言葉なのですか、と思ってしまいませんか。
主の平和を告げ知らせる喜びを教えていただいたばかりなのに。平和を祈って、挨拶して歩く者とされた喜びをもって、「さあ行こう」とお互いに祝福をしたばかりだったのに。「主の平和がありますように」と告げ知らせるのはこの私たちだ、と使命を与えられ、主イエスに派遣され神から遣わされている自分に気づいた矢先に。平和を告げ知らす者の道は、そんなにも厳しく危険極まりないものだというのですか。私たちには、それほどの困難が待ち受けているというのですか。
24節以下。しかし、「弟子は師にまさるものではなく、僕は主人にまさるものではない。家の主人がベルゼブル(悪霊の頭)と言われるのなら、その家族の者はもっとひどく言われることだろう。」愛したもうイエス様にそう面と向かって言われてみれば…この私が主イエス様の弟子とされている、僕とされ、家族とされている。その幸いが、内から湧いてくる…いつかこの身にもその幸いが満ち溢れる日が来るだろう。これは主の福音の証しを生きるゆえの迫害を予告しているのである。
しかしみなさん、すでに、わたしたちは、なにかしら迫害を経験していると思うのです。原町教会の信仰の先達も、また、クリスチャンホームの姉妹兄弟がたも。いや家族で初めて救われ、クリスチャンとなった兄弟姉妹もまた。
東北地方では外国人宣教師が、日本国家と日本の人々から迫害を受けた経験があることを思い起こします。また原町教会には迫害を受けたシュレーヤ宣教師夫妻がいらっしゃったことと思います。私自身は詳しく存じ上げませんが、コーネリアとギルバート博士、そしてお子さまがたを覚えて祈りたいと思います。彼らの信仰を通して、愛は憎しみと困難に打ち勝つことを覚えて、伝道の掟としたいと思います。
8月6日は広島原爆の日。9日は長崎原爆の日。15日は敗戦の日です。

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こどものための小説教
https://youtu.be/GW1Si6kFYJQ
宣教「伝道の掟(おきて)」
https://youtu.be/dKDidoAFXNQ