宣教への招き(2021.10.03)

10月2日花

本日の宣教への招き 
 瀬戸内海に面した忠海に聖恵ライフサポートホームがある。前身を聖恵授産所と言う。そこでもう30年も暮らす旧友は歳はひと回り上の信仰の先輩である。半年前、原町聖愛こども園の職員室に掛けてある賀川豊彦揮毫の「神の国」を写真で撮って贈って差し上げると、熱心なこの方は賀川先生の勉強会を始めて15人から25人が出席する集会になったそうだ。教養の場を与えてくれてありがとうと先日便りがあった。便りの度になにかしら励まして下さり、わたしの心も鼓舞される。若くして脳梗塞の後遺症と闘うことになったその生涯はそのまま信仰生活の闘いでもある。彼は震える手で今でも日本各地の十数人に便りをしたためている。文書伝道である。
 今回の便りは通っている教会の牧師が召天された納骨式の日、8月の晴れ渡った広い空の下の教会墓碑に「わたしたちの国籍は天にある」ピリピ3:20とある写真とともにその日の週報が同封されていた。見ると説教要旨には、パウロが二つの国籍をもってローマまで捕縛されながらも天の国の福音を語り続けてローマまで引かれていったわけだけれども、それは二つの国籍を持っていたからだ、という話である。一つは誇り高きユダヤ人としての国籍(使徒22:3)。二つには当時特別に優遇されたローマの市民権(使徒16:37,22:25~)。しかし実はパウロには、他にもう一つの国籍を持っている。それが「天の国籍」というわけだ。
 天の国籍、(以下引用)パウロはこのために生かされ、働いているのです。これは人によって与えられるものではなく、神が与えて下さるものです。そしてこの天の国籍は誰もが得ることのできるものです。罪を悔い改め、イエスを救い主と信じ受け入れるだけで与えられます。私たちも天の国籍を持つ者とされたことを感謝し、この救いの恵みを周囲の人たちに伝えていきましょう。

今週のこどものための小説教と宣教をYouTubeに公開しています。
こどものための小説教
https://youtu.be/u4Gn-EazfDw
宣教「信仰、生涯、天国」
https://youtu.be/p_Yc3tiLrf8