宣教への招き(2022.5.22)

5月22日花

宣教への招き
復活節第6主日は「祈れ」と名付けられる主日。今日の24節の主イエスの言葉を信じて、この私たちも、キリストの思いで祈り、教会の喜びに満たされている。
5月26日(木)が今年の「主の昇天日」である。今日の御言葉はすでに復活されたイエス様が昇天される前に、私たちに語られた言葉と受け止めることができる。主イエスは目に見える形での別離に際してこう言われる。「わたしは父のもとへ行く。あなたがたは、悲しんでいるが、それはすべて喜びに変わる。わたしが去ることは、あなた方にとって良いことなのだ。」イエスが天に昇れば入れ替わりにパラクレートス(弁護者:16:7等。傍らで呼びかけ慰め励ます助け主、真理に導く真理と自由の霊=聖霊)が派遣される。その聖霊が、イエスはどういう方であるのか教えてくれるし、すべてを弟子たちに悟らせる上に、父・子との一致の交わりに弟子たちも与る。そんな日が来るので、今は理解できないだろうが、今、去ることがあなたがたにとってずっと良いというのである。そうだ、真理の霊が来れば分かる。
聖霊はすでに来ている。私たちも霊の初穂(ローマ8:23)をいただいて少しは分かる。初穂を味わっている。イエス・キリストは十字架の贖罪死により私たち人類の救いを成し遂げ天の父のもとに上げられることで肉の目には見えなくなった。だが、イエス様は復活のキリストとして信仰の目には見えるようになったのである。
主イエスと弟子たち、そして私たちは受難や迫害を悲しむが、この世は喜ぶであろう。しかし逆転の日が来る。再会の日が来る。今は悲しんでいるが、すべては喜びに変わる。その喜びをあなたがたから奪い去るものはいない。その約束を信じられるなら人生は変わる。それまで聖霊も呻きをもって私たちをとりなしてくれる。
「喜び、よろこべ。その日には私の名によって祈れ。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる。」そうだ、今、私たちは祈っている。私たちは信じることによって、「霊の初穂」をいただいて、霊の交わりの中で入れられている。
イエスの名により祈ることによって、祈りは清められ、私たちは喜んでその日を希望して待ち望んでいる。主にあって祈り、信じて、愛し、喜んで、生きよう。

今週のこどものための小説教と宣教をYouTubeに公開しています。
こどものための小説教
https://youtu.be/nH2fSDBKPR8
宣教「父のみもとに行く」
https://youtu.be/EOqelB_Yn1c