宣教への招き(2022.8.21)

8月20日花

宣教への招き  
7月17日発行の「宣教東北」はご覧になりましたか。赴任して4年目の私として、読みでのある第194号だと思わされました。小高・浪江伝道所の話題がまるまる1ページを占めているせいもあるでしょう。地区総会議長の荒井牧師が教区宣教部委員長に選任されたこともありますし、天に旅立った同労者二名の記事も胸に迫るものがありました。しかし、それらにまして今年度新たに東北教区宣教計画が策定可決され、2022年度からの10年間の指針として掲載されていることを東北教区の教団教師として自分のこととして重く受け止めて読んだ、ということなのだと思います。
皆さんも教区の様々な取り組みをぜひ自分のこととして受け止めていただき、原町教会の課題として共有し、諸教会伝道所と共に取り組んでいきたいものです。
東北教区は来る10年の主題を「主の希望に生きる教会」として、ローマの信徒への手紙5:3~5を掲げました。宣教基本方針は、「共に立ち続ける教会」「共に分かち合う教会」「共に歩む教会」=共生・共働・派遣の3本柱で、さすが11年前の震災を潜り抜けてきたものと思わされます。2011年3月11年に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による未曽有の被害。尊い生命と生活、文化、自然が失われる絶望的とも思える現実の中で、歴史を貫いて生きて働く神様を信じて生かされてきたことを胸に深く思わされます。更にコロナ禍による閉塞感の迫りの中でも、これからもしっかりと主に希望して共に生かされていきましょう。
また小規模教会が多い東北教区独自の課題として「地区がその地域の宣教を担う」というルールがあります。これはお互いに交わり知り合うことが前提であり、相双・宮城南地区の弱いところだと思います。また、逆に私たちのあまり関心が向かないこともあります。宣教方針に記された事柄では、最後のほうに脱原発金曜日集会に参加。王城寺原演習場に代表される基地問題に向き合う。ヤスクニ、差別問題、教会とハラスメント他学習会の開催、参加などがありますがいかがでしょうか。
この世の課題は教会や関係法人の中にもあります。布田教区総会副議長が書いていました。牧師と信徒と対話を重ね、信頼を紡ぐ歩みを重ねていきたいと思います。

こどもたちへの小説教
https://youtu.be/arRJaAB2ps4
奨励「 人生の秋に 」
https://youtu.be/5daHqSesXAI