宣教への招き(2023.6.4)三位一体主日

6月3日花②

宣教への招き   
聖霊のことをヨハネよる福音書はイエスと別の弁護者と呼び、パラクレートス=傍らにいつもいてあなたの名を呼んで慰め励ます助け主と呼び、また真理の霊と呼んでいました。また別のところでイエス様が言うには、真理はあなたがたを自由にすると語られました。つまりイエス様が約束された聖霊はあなたがたを自由にする。聖霊はあなたがたに本当の自由を与えると言っているのです。実に聖霊は、イエス様がわたしたちのために死んでよみがえられた、という真理へとわたしたちを導き悟らせる神です。そこに導かれたとき、わたしたちに本当の自由が待っています。先週の讃美歌の一つは、不思議な風がわたしたちを自由にする、と歌っています。
不思議な風がびゅうっとふけば、なんだか勇気がわいてくる。イエス様のお守りがきっとあるよ、それが聖霊の働きです。主イエスの恵みはあの風とともに。不思議な風がびゅうっとふけば、色んな言葉の人たちもその日から友だちにきっとなれる。それが教会のはじまりです。世界の平和も風とあのともに。不思議な風がびゅうっとふいて、心の中まで強められ、神様のこどもにきっとなれる、それが新しい毎日です。わたしの命もあの風と共に。
この風は、イエス様の救いの御業を通してわたしたちの罪がゆるされたことを悟らせ、イエス様の赦しの御業によってわたしたちが神との間に平和を得ていることを悟らせ、わたしたちが人の罪を赦すことへと自由にします。この、イエスとは別の弁護者は、わたしたちを父・子・聖霊の三位一体の神の交わりの中へと招きます。今や、イエス様こそ御父のもとにいらっしゃるわたしたちの弁護者です。この方がわたしたちの罪を償ってくださったからです(ヨハネの手紙一2:1,2)。イエス・キリストこそわたしたちの弁護者であり、真理の霊であり、パラクレートス=いつも傍らにて慰め励まし悟らせてくださる神です。わがよき友なる主、神の家族の長子です。これらの恵みを悟らせてくれるのが真理の霊、聖霊なのです。神を父と呼ぶ者は聖霊によって子なる神と合せられ、愛の秘儀に与り、三位一体の神の交わりのうちに入れられ、神の子とされています。三位一体主日の祝福においてアーメン。

子どもたちへの小説教(真ん中に立って)
https://youtu.be/tg0j7aOJWRo
宣教 「イエスの喜び」
https://youtu.be/FS5VSt2TrXw