全国のご支援くださる方へ

原町教会をご支援くださる全国の皆様へ
 5年8か月前の震災後、全国の皆様のお祈りとご支援を受けてまいりました。あらためて心より感謝申し上げます。当教会では、震災後、放射能汚染による直接の被害と、教会員の転出による教勢の低下という二つの問題に直面いたしましたが、全国の皆様の支援を受けつつ、この地に留まる決意をした教会員と教師とが一丸となって、礼拝を維持しております。特に、この環境の下で子育てをされておられる若いお父さん、お母さんを支える原町聖愛こども園の働きに参与できるということは、教会にとっても良い証しではないかと思います。いっぽうでは、ここにとどまらずに早く避難をした方がよいとの指摘をいただくこともあり、迷いながらの道行きではありますが、私たちの原点である「折が良くても悪くても」伝道をする、ということに立ち返り、励ましあっております。
 昨年は、「教会未来プロジェクト」という委員会を立ち上げ、受けるだけではなく、発信する教会を目指すことになりました。皆で話し合い、考えた結果、やはり教会のなすべきことは「伝道」だろうということになり、ホームページの開設、教会のチラシの配布、クリスマス行事を折り込み広告で宣伝するというところまでたどりつきました。今後は、教会の看板の整備を計画しております。震災で疲弊した教会であるかもしれませんが、絶望の向こう側にも必ずや神様の救いがあるということを発信できればと願っております。