聖書黙想(2019. 8. 18)

8月18日用

聖書黙想~『一日一生』[新版]内村鑑三 8月18日~

主は御自分の民を喜び、
貧しい人を救いの輝きで装われる。
主の慈しみに生きる人は栄光に輝き、喜び勇み、
伏していても喜びの声を上げる。(詩編149:4,5)

神はすべての道をもって私たちを恵もうと願われた。
心の内からは福音をもって行ない、眼からは美観をもって、
耳からは音楽をもって、鼻からは香気をもって私たちを恵もうと願われた。
私たちは恵みの道はどれも塞いではならない。
神によって内からも外からも私たちを恵ませて、
ゆたかに恩恵(めぐみ)に沐浴すべきである。
私の机上に聖書あり、野花あり、造花あり、絵画あり、香水がある
(以上もちろんいずれも高価なものではない)。
私はすべてこれを喜ぶ。私はすべてこれらによってわが神を知る。
そして夜ごとに燈火を消して暗い所に隠れておられる彼を拝す。
昼は神を見、夜は神を感じる。
わが宗教は理性一方または感情一方の宗教ではないのである。
(「感想十年」より)