宣教への招き(2020. 8. 16)

8月16日花

宣教への招き
説教題「 勝つということ 」
ヨハネの手紙一 5章 1節~5節
 今日のヨハネの手紙一5章1~5節を要約しながら少し敷衍して記してみます。
1、イエスを神の子・キリストと信じるわたしたちは皆、神から生まれた者です。(ヨハネ福音書1:9~13参照…血によらず、肉の欲、人の欲によってでなく)
2、普通、生んでくれた親を愛する人は親から生まれた者たちを愛するものです。
3、つまり、神を愛する人々は神の子供達を愛します。こうして神の掟は難しいものではなくなりました。それは、神を愛し、互に愛し合うということです。
4、これが可能なのは、神から生まれた私たちは皆、既に世に勝っているからです。
 (ヨハネによる福音書16:33参照…主イエスの弟子たちに遺した言葉)
5、既に世に打ち勝っている勝利、それが私たちのイエス・キリストの信仰です。
6、誰が世に勝つのか、それはイエスを神の子・キリストと信じる私たちです。
私たちも大好きで愛すべき世ですが、世について聖書は何と言っているでしょう。ヨハネによる福音書では3:16にあるように、神は御子をお遣わしになり与えるほどに世を愛されました。しかし世は彼を神の子・キリストと認めず、愛さず、かえって神の好意に背き、死に追いやりました。しかし神の子・キリストの父への愛、人々への愛、世に対する愛は変わりませんでした。父もこれを然りとして彼を死人の中から復活させました。神の愛は死に打ち勝った。主イエスは世に打ち勝ったのです。
ですから、世について、ヨハネの手紙一ではこのように言うのです。
1、すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。それらは過ぎ去っていきます。(2:15~17)…神様を信じる人の永遠の命との乖離。主の祈りの生き方と逆であると感じます。
2、この世全体が悪い者の支配下にあるのです(5:19)…主の祈りを想起せよ。
彼を信じる者は彼の祈りを彼と共に祈りつつ、天の国への旅を続けましょう。